法人ギフトのマナー
法人ギフトのマナー

法人ギフトとは?
贈答品(お中元・お歳暮)として、取り引き先の会社や顧客、従業員などに対してお礼の気持ちとしてお届けする贈り物です。また福利厚生、社内行事の景品などのシーンで活用されます。法人ギフトを渡す時期はいつまで?
法人ギフトの渡し方は?
事前に相手の予定を聞いて時間に遅れないように訪問しましょう。品が汚れないように紙袋・風呂敷で包んで、中身を取り出してから相手に差し出しましょう。
職場などで手渡しの場合は、持ち帰りやすいように手提げ袋付きが喜ばれます。
■郵送で贈る場合
事前に送る旨を伝え、受け取りに都合の良い時間を聞いてから、時間指定で配送すると良いでしょう。
配送で贈る場合は、必ず先に送り状を送付して、贈答品に添え状を付けるようにする必要があります。
法人ギフトの金額相場・予算は?
ビジネスシーンの贈答品の一般的な相場は「3,000〜5,000円程度」とされています。一方、取引先の社長個人に宛てた贈答品など、特に親しい関係の方に贈る場合は5,000〜10,000円程度のものを選ぶのが一般的です。関係性に応じて柔軟に対応しましょう。法人ギフトの「のし」のマナー
■のし上(表書き)の書き方は、一般的にのし袋、のし紙の表書きには「御中元」「御歳暮」を使います。
法人ギフトにNGな贈り物とは?
基本的にはお中元やお歳暮も含めて、以下の品物は適さないので、特別な意味や関係性がある以外は避けたほうが無難です。
マットやスリッパなどは特に問題なさそうですが、悪い方に解釈できないこともないので、避けたほうがよいでしょう。
法人ギフト特有の配慮として、たとえば受け取る人が働いている会社のライバル会社にあたる製品は失礼にあたりますので、注意しましょう。
■はさみや・刃物
刃物は「縁を断ち切る「切れる」」という意味にも取れるため。
■花・植物
不吉な意味をあらわす花言葉もあるため。
■靴・マット・スリッパ
「踏みつける」ととらえかねないため。
■下着類・靴下
「みすぼらしい格好をしているので新調しては」ととらえかねないため。
■ハンカチ
ハンカチは日本語では「手巾(てきれ)」といいます、この言葉が「手切れ」=絶交という意味に通じますので避けましょう。
■4・9など語呂合わせに関係する物
4は「死」、9は「苦」と連想するので避けましょう。代表的なものは「櫛(くし)」で、9と4が「苦死」を意味するので避けましょう。
■目上の人への時計や鞄
「勤勉」を促す品物ともとらえられ、「もっと働いて」と解釈されかねないので避けましょう。